PSP『街 〜運命の交差点〜 特別篇』クリア

買ったのいつだ…と自分の日記を見返すと、2006年の6月でした。足掛け4年弱にしてようやくエンドマークが打てましたよ。

クリアしたのは3回目(か、4回目?)ですが、今回もまた今まで気づかなかった発見がありました。前回気づかなかった因果関係がわかったりとか、あーここにもこの人いたんだーとか。PS版での不満点は特に改善されてないしワイド表示は元画面の一部がカットされちゃうしシーク音うるさいし、あまりいい移植とは言えないんだろうけど、画面が近いので細部に目が届くというのは良かったのかも知れません。
とりあえず今回も、運命の数奇さを演出する数々の効果や、その普遍性(出てくるアイテム以外)に感心しつつ楽しんで読むことができました。「シュレディンガーの手」のような倒錯した内容は現代だったら恐らく避けられてしまうものなのだと思いますが、『街』の多様性・ごった煮を表現する上では不可欠なのだと…うん。
以下、隠し・秘蔵シナリオほか

サギ山篇

PSP版で追加されたシナリオ。メインシナリオで使われた画像を繋ぎ合わせたものにテキストを載せて作った「苦肉の作」…という感じで、BGM以外の効果音や演出はほぼ無し。メインシナリオをクリアした盛り上がりからのげんなり感は相当なものですが、その「原始のサウンドノベル」っぷりに慣れてきた頃には結構楽しめるようになっていました。よって、だいたいの流れがわかる3日目を抜けた頃からが本番。

ダンディ篇

同じくPSP版で追加されたシナリオで、その昔ラジオドラマとして公開されたものらしいです。有名サギ師「クヒオ大佐」がモデルと思われるパトリック・ダンディと、緑山学院高の教師である小糸亜弓との奇妙なやりとり……ラジオドラマ映えしそうな文ではあるものの、この形式でも十分面白い。そういえば、追加シナリオ両方とも5日目まであるのは意外でした。

青ムシ抄

金のしおりシナリオ(あれ、金?)。中身はマンガアニメ特撮パロのオンパレード。昔よりは元ネタがわかるようになりましたが…。ネタの古さがなければ現代の人のほうがこういうの好きなんじゃないかなーと思います(シレン4のモンスター図鑑で喜ぶような人であれば)。しかしバッドエンドを100個見ると出現するっていう条件は、メインシナリオ進行中にバッドエンドつぶしをしないと苦労しますね。あとなぜ画面小さい。


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