(電子本)『れとろげ。』STAGE 026

最新話読みました。ゲームにおける利き手問題はDSとWiiが登場してより顕著に表面化したことだと思ってましたが、周辺機器に関してはもっと前から存在していたのですね。あまり特殊なコントローラに触れる機会が無かったので気付きませんでした。


で、気になる点が一つ。『利き手じゃない右手で細かい操作をしたり連射したりするのって難しい』という台詞。これはちょっと同意しかねる。
(このこと及び以降の文章には「私が左利きである」という前提が必要になるので、今日だけ私左利きです、と申告しておきます)

この世に生まれ、気づいた時にはファミコンがそばにあって自然と遊んでいた…というような方も多いと思います、と言うか私がそうです。そんな言わば「ファミコンネイティブ」と呼べるような人*1にとって「右手でボタン押したり離したりして、左手で方向ボタン操作」の習慣は利き手以上に染み付いてるものだと思うのです。
左利きプレイヤー凜音が初めてレトロゲームに触れたのは何歳かわかりませんが、おそらく幼少期からPCエンジンメガドラを含むゲーム機を遊んでいたのではないかと推測します*2。そういう人達にとってゲームの操作の上手い下手は、利き手によるポテンシャルや伸びしろよりも、持って生まれた反射神経やその後の練習によると経験上思うのですね。つまりは「利き手関係なく、人それぞれ」ではないでしょうか。
「左利きだったら方向キー細かく操作出来るからゲームうまいんじゃね?」とか思ったこと無いですか?実際は大して上手くないです、シューティングで弾や戦闘機避けるの下手です。これもその人の初期ステータスと経験値次第、なので「左利きだから『シューティングやアクション系が苦手』」、というのはちょっと無理があると感じました。
でも左利きの話題を『れとろげ。』でしてくれる事自体が嬉しいことですし、レフトハンドソードには浪漫を感じますよそりゃ!そして一番びっくりしたのは、1ページ目で3DS遊んでる!と思ったら単なるクリップ付き下敷きだったことです。左利き関係無かったねすみません。


以下、漫画の感想を離れてやや脱線。

劇中にもある通りDSとWiiは基本的に右手でタッチペン・リモコンを操作することが前提になっていて、結果、利き手の違いによってプレイの腕・快適さに差が出るようになってしまいました。そこはソフト側が左利き設定をきちんと設けることで差を埋めて欲しかったのですけど、実際はそういう配慮のあるソフトは少ないです。何より任天堂発売のソフトに満足な左利き設定のあるものが少ないのが残念な事。
実生活でも右手で使うよう設えてあるものは結構多く(例:改札、鋏、左側がすぼまったおたま、等)左利き諸氏はちょっと我慢して右手を使うことになります。いや、右手を使うことが苦なわけじゃないんですよ、左手よりちょっとぎこちないだけで、些細な我慢で済みますし、むしろ左利き対応がされた結果右利きの人に不便が出たらそれこそ不本意ですから。でもさ、ゲームで遊んでる時くらいはそんな我慢したくないよね!だからやっぱり利き手設定はちゃんと備え付けて欲しいです、と今日くらいは言っとく!3DSパルテナ全然上手く出来る気しない!でも多分やっちゃう!


更に脱線して。『みんなのリズム天国』を始める時に右手と左手でどちらが上手くできるか試したら、やっぱりボタンを押すことに慣れている右手のほうがいい結果が出ました。なので以降は左手のノリ感を鍛えるべく左手で遊んでます。あと、ヌンチャクスタイルで左手にリモコン持つのも無理。右リモ左ヌンで遊ぶように出来てるゲームがほとんどだし、「左で方向操作」はやっぱりなかなか替え難い習慣なんです。

*1:デジタルネイティブ

*2:手がかりは10、11話くらい?