映画「寝ずの番」(4/24放送)

通夜の寝ずの番*1の際、故人のエピソードを酒の肴に大勢であれやこれやと語り合う(但し8割下ネタ)……という映画。慎み深くすべき場で不謹慎な話をとめどなくした挙句に死体を担ぎ上げて踊らせる、というとんでもない状況なのに終始笑いっぱなしで観ておりました。洒落の世界に生きる落語家一門の話だということもありますが、何より故人(師匠)への愛なくしてこういう流れにはならんのだなぁ、とも。
8割下ネタなのに、なぜかいい雰囲気を感じる不思議な映画でした。「カフェ・マル・ダムールのマスター」こと木下ほうか氏もいい味だしてましたえ。

*1:ロウソクやお線香を絶やさぬよう、夜通し祭壇のそばにいること