文化庁メディア芸術祭、内シンポジウム

MJ(Michael Jackson)とHM(Hisaya Morishige)なき後、リビングレジェンドと言えるのはクリント・イーストウッドとこの人くらいだろうと誰かに称されている宮本茂さんが、第13回文化庁メディア芸術祭において功労賞を受賞されました。同祭で開かれた宮本氏出演のシンポジウムを観てきましたよ。


登場間もない宮本さんは全く表情を崩さず、機嫌悪いのかと思いきや「どんな人が聞きに来ているのか見てから話すことを決めようと思ったけど、見てもわからなかったニャハハ」とのこと(意訳)で、その後は素敵に笑顔を振りまいてらっしゃいました。
どんなお話だったかは私から言うことでもないので省略するとして……あれですね、万能で常人離れしていると思ったあのオッサンも十分に人臭いということがわかりました。…それを考慮に入れても常人離れしてるのですけれど。今まで超人だと思っていましたが、超人と呼ぶにはあまりに人間臭いので「超人間」と呼ぶことにしました。(あぁ、そういう名称を使用した作品があったとしてもそれとは関係なく言ってることです、念のため)

「クリエイターとしての才」と「リーダーとしての才」の両方においてずば抜けている人で、人柄の良さは主に後者に割かれている才なのだと今まで思ってたのですが、どうもこの方に関しては全てが直結しているような。芸術家は荒くれくらいが丁度いいと思ってたのにガッカリだよ!じゃなくて、すごいよ!


最後に1個だけ情報を入れとくと、「世界一売れた体重計」としてウィーボがギネス認定されるかも知れないとかなんとか仰ってましたね。謙虚に自慢する姿がなんともチャーミングなおっさんでした。