テレビばっか観てんなぁ(外出もしたよ!)

五輪開会式(NHKG)

スポーツ大会の開会式で大仰なショーすることないだろ、しかも内容あんまりスポーツと関係ないし……というイメージを今まで持っていました。今も大筋ではその意見は変わってません。でも、こういう世界最高峰の舞台芸術・美術を2年に1度、世界中の人と同時に観ている、そのことには感謝せねば。そのくらい圧倒的なショーでした。
でも今年のは特にすごかったんじゃないスかね。布が布を超えたものになってたような。

劔岳 点の記(レンタルDVD)

人生を賭して何かを為すということはすばらしいこと。例え結果が評価されなかったとしても、目指したものに向かおうとする意志やそこに向かう過程が大事。でも、報われないと思ってたら意外にちゃんと見てくれてる人がいたーよ。
……すごく軽くしましたが、こんな映画だったと思います。「ロケ大変だったろーなぁ……」が気になってしまってストーリーがやや追えなかったのですよね。
DVDの特典映像の中に香川照之さんと浅野忠信さんのインタビュー(約15分)があったのですが……あんな重厚な本編を2時間観た後でさ、超過酷ロケをくぐり抜けた2人がですよ、監督が無茶な出演依頼してきたとかロケで死に掛けたとかいう話を全て笑い話にしてお送りしてきた日にはそりゃ爆笑するしかないですよ。溜めがデカイだけにずるい。

エデンの東BS朝日

普通この映画はかの悲劇の名優ジェームス・ディーンを抜きには語れないもののようなんですが、ここではそれは置いておくとして。
(残念ながら以下ネタバレ含みます)


胸が締め付けられるような思いで観てしまいました。何だろう、善行だと思ってやったことが"善意からの悪行"だと判断されてしまって、それをきっかけにまた悪行を……とか、起こる出来事に伴い主人公キャルの心がよじれる度にこっちもよじれる。ぎゅぅ。キャルに感情移入するのが観方としては楽なんだけど、登場人物みんな苦しんでるよね、とか気づくとまた、ぎゅぅぅ。

観終わった後に横に居た母が(母親とエデンの東を観てるって状況も大概しょっぱいですが)、「いやーよかったねぇ」と喋ったを聞いて「『良かった』?兄貴が戦争行って父親が脳卒中になって、それでも『良かった』??」と返したら「なんでそういうひねくれた考えしかできないのアンタは!」と言われました。いや、だって……うぅぅ、ぎゅー